園芸の愛好家というのは、不思議な目線を持っている。
特にランの愛好家は、ランを細かく仕分けして、他の属のランには目を向けない!
この狂信的なまでの執着。
そういうことでラン科植物全体の姿が見えないどころか、植物全体のことも見えなくなる。
狭隘な視野が・・・伝統だというお考えの御仁までいる。
その中には交配種と原種を仕分けする偏執的な御仁もいる。
そういう偏執ラン愛好会もあるようである。
原種を栽培しないものは・・・ラン作りでない!
そういう言葉を出す御仁に・・・宇井 清太も何人かにお会いしたこともある。
こういう人の頭の中を見てみたいと思ったことがある。

そういう人に限って・・・ラン菌もカンケイナイ!
これまでのラン界というのは・・・そういう中で年月を重ねてきた。
本もテレビのラン栽培講座も・・・。
自生地に原種を見に行っても・・・植物分類学者の真似事観察。
「違いが解る男」・・・がラン界の権威である。
そういうことで、ラン科植物の根本であるラン菌の研究は・・・疎かになり遅れに遅れた。

ラン菌とランの関係は、主役はどっちだ??・
主役は・・・ラン菌である。
自生地でランの種子が発芽する場面を・・・ドラマにすれば、主役はラン菌である。
自生地エリアを支配する絶対王者が「ラン菌」。
そこにランの種子が・・・流浪の空中の旅の果てに・・・落下する。
ランの種子は・・・流れ者、新参者である。

ラン菌から食べもの、エネルギーを援助してもらって発芽にこぎつける。


これまで、ラン科植物も植物ということで、葉がある株は、葉による光合成で生きられるとしてきた。
独立栄養植物としての栽培法が構築されてきた。
ランは多湿で簡単に根が腐るから、栽培法、栽培資材の大部分は、
「根腐れ対策」に終始している。
しかし、1017年の夏のように、連続30日、40日も雨が降っても・・・自生地のランの根が、
多湿で「根腐れ」など起こしてはいない・・・。
鉢に植えた途端に、少しの多湿で・・・根が腐る・・・。

花の違いが解る人も・・・この違いが解らない。

主役が目に入らないからである。


そういうことで、ラン栽培するなら、ランを主役にしてはならない!
「ラン菌」を主役にして・・・ランを準主役にすれば・・・大成功する!


主役は・・・どっちだ????
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kouza 6ara